5分間見続けても変化ありません。しかし・・・“口元が笑って見えてきた”・“髪が少し伸びてきた気がする”・“頬が赤くなってきた”・“目が少し違っ た”などと思ったはずです。これは、ゲシュタルト心理学(※)によって引き起こされる錯覚です。最初の英語の翻訳で「自殺した少女」という事と「BGMが恐怖系」の視覚・聴覚から、 私たちが勝手に思い込んだ現象が起きたという事。この記事の絵だけを最初みてどう思いましたか?恐怖なんて感じなかったでしょう?

※ゲシュタルト心理学
心理学の一学派。人間の精神は部分や要素の集合ではなく、全体性や構造こそ重要視されるべきとした。この全体性を持ったまとまりのある構造をドイツ語でゲ シュタルト(Gestalt 形態)と呼ぶ。

構成主義・要素主義の立場では、人間の心理現象は要素の総和によるものであり、視覚・聴覚などの刺激には、個々にその感 覚や認識などが対応していると考える。例えば既知のメロディーを認識する過程では、一つ一つの音に対して記憶と対照した認知があり、その総和がメロディー の認識を構成すると考える。これに対する反論としては、移調した既知の旋律であっても、同じ旋律であると認識出来る事の説明にならないというものがある。 一つ一つの音は既知の旋律とは違っていても、移調しただけであれば、実際は同じものであると人は認識できる。この事を説明するために提唱されたのが、ゲ シュタルト性質という概念である。ゲシュタルト心理学の最も基本的な考え方は、知覚は単に対象となる物事に由来する個別的な感覚刺激によって形成されるの ではなく、それら個別的な刺激には還元出来ない全体的な枠組みによって大きく規定される、というものである。ここで、全体的な枠組みにあたるものはゲシュ タルト(形態)と呼ばれる。例えば絵を見てそれが線や点の集合ではなく「りんご」であるように見える事や、映画を見て複数のコマが映写されているのではな く動きがあるように見える事は、このようなゲシュタルトの働きの重要性を考えさせられる例である。ベルリン学派に属する M. ウェルトハイマー、W. ケーラー、K. コフカ、K. レヴィンらが中心的存在である。


(Wikipediaより抜粋)

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